*Ensembre"AMADEUS"Tama +++ 曲目解説(協奏曲) +++

ヴァイオリン協奏曲第4番 ニ長調 K.218

 今回の協奏曲は先生の「弾き振り」で行う。「弾き振り」とはソロ奏者が演奏と指揮を兼ねる方式で、モーツァルトが作曲・演奏した当時 ― 1775年、モーツァルトが19歳のときに書かれている ― と同じスタイルだ。  1楽章は ♪タン・タッタ・タン・タン〜 という軽快なリズムから始まる。「軍隊」という名称の由来とされるこのリズムは、またモーツァルトのトレードマークのようなもので様々な曲のあらゆる部分で聴かれる。ちなみにこの後に演奏される、リンツ交響曲の1楽章にも聴こえてくるのでお楽しみあれ!私が好きなのがこの楽章の展開部。情熱的なロ短調の主題による開始から、後半は上向音形の繰り返しで調性が移り変わっていくのが、短いながらも美しい。  2楽章は全体に優雅な音楽だが、途中に合奏ヴァイオリンの細かいキザミにのって演奏されるソロがかわいらしい。  3楽章はサンドイッチみたいな構造を持った曲。パンとパンの間にハムチーズやサラダ、玉子が挟んであるように、同一の主題の間には様々な旋律が挟まれている。何段重ねなのかはヒミツ。数えてみてね。また、好きな具(部分)があったら教えてください。あとパンの部分もけっこう美味しいのでしっかり食べる(聴く)ように。 (竹野篤志)

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